鳥獣害対策、いつの間にか、ハクビシンではなく、アライグマになっていたらしい・・・・・と言う事で、最終手段、電気柵!!

今まで、果樹園のブドウやモモなどの果物に被害を与えていたのは、ハクビシンと、タヌキ。
ハクビシンは、木登りは上手だけれど、手は使えない。
タヌキは、木登りもあまり得意でないし、手も使えない。
ので、鳥獣害のネット柵の上に、ハクビシン返しを付ければ、果物を守ることが出来ました。

しかし、一昨年から、何か、様子が違ってきました。
鳥獣害ネットを止めているパッカーが、取られて、地面に落ちている。
ハクビシン返しに使っていたイボ竹が、折られている。
ネット柵の出入り口の下に置いた重いブロックが、ゴロンと転がって、ネット柵の中に入られ、ブドウが食べられている。
・・・・・
これは、木登りも上手で、両手を器用に使える、怪力アライグマの仕業かも。

ハクビシン返しでは、果樹を守る事が出来なくなってしまいました。

と言う事で、頑張って、「最終手段の電気柵!!!」を、果樹園の周りに設置することにしました。

電気柵を設置するにあたって、電気柵のワイヤーに、雑草が触ってしまうと、漏電をして効果が出ません。
対策として、電気柵を張る地面に防草シートを敷いていきます。
本当は、電気柵用の防草シートが良いそうなのですが、なんせ高額・・・
と言う事で、普通の防草シートを、動物が後ろ足が地面に触るように、柵の外側は短く、内側は長くして、敷いてみました。

電気柵の電線の高さは、地面から、15cm,15cm,15cm,15cm間隔で、4本設置しました。

しかし、鳥獣被害は、無くなりません。

むむむ・・・

様子が知りたくて、小さな防犯カメラを、果樹園に設置してみました。
すると、なんと!!!
1回だけ、映っていました。

なんと!

電気柵の手前にいるアライグマ、たぶん、最後まで電気柵の外に出られなかったチビッ子アライグマが、電気柵を潜り抜けるのを、外で仲間6匹がで待ってっていて、意を決して電気柵を潜り抜けたチビッ子アライグマ!と仲間が、みんなで、そろって田んぼの中に消えていく。

と言う、ストーリー性のある、すごい映像が映っていました。

心温まる映像ですが、よく考えると、この夜は、アライグマ7匹が、果樹園の中のモモを、心おきなく食していた、という事になります。

という事で、果樹園のモモを守るべく、電気柵のワイヤーの間隔を、調整してみる事にしました。
調整してはアライグマにモモを食べられ、を繰り返し、最終的に、地面から6cm、10cm、10cm、12cmの間隔で、電線を設置したところ、その後、モモが被害を受けることが無くなりました。

「電気柵を潜り抜けるアライグマ」のビデオを速度をゆっくりにして見てみると、アライグマは下から1番目と2番目の電線の間をくぐっているので、もしかしたら、一番下も10cmでも大丈夫かもしれません。

とりあえず、我が家の周りにいる野生動物に限っては、「電気柵が最強!!!」と言う感じです。

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