中干し後のヒエ取りに、トラクターコンバイン鎌!

出来るだけ雑草が生えないように、と、荒起こしから、代かき、初中期一発除草剤と水管理、に気を付けていても、雑草ゼロ!には、なかなか到達出来ません。
全体としては、以前に比べると、エッヘン!と言いたくなるほど、良くなった田んぼもあるのですが、1か所だけ、どうしても、ヒエが生えてしまう田んぼがあります。

中干しが始まる頃から、なんとなくイネとは違うイネ科の葉が、田んぼの中に、現れてきます。
田んぼの中に入って見てみると、イネの列から離れた場所に、ピュッとヒエが生えています。
ヒエは、葉だけを取ると、残った根から、小さなヒエが再生して小さな穂をつけてしまいます。
なので、必ず、ヒエは根ごと取らなくてはいけません。

中干し頃になると、イネもだいぶ大きくなっているので、普通のノコギリ鍬でヒエを取るには、イネの中に屈まなければなりません。
これが、顔にイネの葉先が当たって、けっこう痛いのです。
目に入ると、かなり痛いし、目に傷が付いたりしたら危険なので、メガネは必須です。
腰を曲げての作業なので、体も大変。
柄が長くて、刃がノコギリなの、何かないかなー、と、何か所か、お店で探してみました。

豊稔光山作 トラクターコンバイン鎌!!
スクレーパーと鋸刃が付いていて、トラクターの泥落とし、コンバインの清掃に使うもの、らしいのですが、柄が長くて、しっかりとしたノコギリ刃が付いている!
これは、けっこう、良い感じ。

さっそく使ってみました。
初めは、ノコギリ刃で、ヒエの根をかき切って、抜くつもりだったのですが、やってみると、スクレーパーが、実に使いやすい!!!
ヒエの根元から1cm位外側に、スクレーパーを当てて、体重をかけて、グググッ!
(柄の真下に、スクレーパーがあるので、体重がかけやすい!)
ヒエの四隅に刃を入れていくと、簡単に根ごと取れました。

これくらいのヒエなら、簡単に取れます。
もう少し株が大きくなると真下の根がきついので、最後、ノコギリ刃で、残った根の部分を切ります。
ノコギリ刃なので、とても良く切れます。


田んぼを歩き回って、30本ほど、ヒエを取りました。
使いやすい道具があると、ヒエ取りも、ちょっとだけ楽しい!かも。

追記
9月12日、今日も、ヒエ取りをしました。
後半に入り、ヒエも、実をたっぷり、付けています。
実が落ちる前に、頑張って、ヒエを取らなければ!
今日も、トラクターコンバイン鎌が、ご活躍!!です。
ただ、写真を見て頂くと分かるように、ノコギリ刃の部分は小ぶりなので、10本以上に分げつした大きな株になると、切り取るのは、ちょっと、大変です。
大きな株が多い場合には、大きなノコギリ鎌の方が、切り取るのに、楽かも知れません。

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