アンズの受粉と、モモの摘蕾。

3月19日頃から、アンズの花が咲き始め、21日には、ハーコットも花が咲き始めたので、ちょっと早いのですが、受粉!第一弾をしてみました。
(2021年は、3月14日が、アンズの咲き始めだったので、今年は、少し遅いようです)

”受粉は満開の時期に何度か繰り返し行います。雨天では花粉が流れてしまうので、晴れた日を選び、朝8~10時くらいに行うのがおすすめです。開花したら3日以内に花と花を軽くこすりつけて受粉します。” byタキイ種苗

まだ、10時前、急いで、受粉に行ってみよう!

以前は、受粉をしていなかったので、”花は咲くのに、ちっとも実が付かない!”だったのですが、受粉をするようになってから、特にアンズは、鈴生りに実が付くようになりました。

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受粉は、羽根はたきを使ってします。
羽根はたきに、長い木の棒を付け、さらに、つっばり棒に差し込んで、取っ手を長くしています。
全長2mちょっとになるので、枝の先まで楽々!

まずは、ハーコットの花にパタパタして、花粉を付けます。
次に、アンズの枝の下向きに咲いている花に、パタパタして受粉します。
適当にすると、どこまで受粉したか分からなくなってしまうので、下の枝から先端に向かって上ってゆき、その後は反対側の枝を下に降りてくる、を繰り返しながら、木の周りを一周していきます。
アンズが終わったら、今度は、ハーコットに、同じように受粉をしていきます。

アンズとハーコットの満開日が同時なら、何度も受粉をすることも無いのですが、満開日が、2~3日ずれているので、アンズの満開の近くから、ハーコットの満開になるまで、暇に任せて、毎日、受粉をします。
今回は、ちょっと、(だいぶ?!)早かったのですが、明日、明後日と雨予報だったので、受粉してみました。

その次は、モモの摘蕾。
去年植えたモモの幼木にも、蕾がいっぱい付いています。
今年は、まだ、実は生らせないので、この蕾は、全部、落としていきます。

間違って、大事な葉芽を落とさないよう、けっこう、真剣。
手で、一つ一つ、丁寧に、蕾を、落としていきます。

次は、モモの成木の摘蕾です。

25cm以上の長果枝は、先端と枝元の蕾を取り、枝の上側を枝先から枝元へと指の腹を滑らせて、上向きの蕾を落とします。
10cm~20cmの中果枝は、枝元と、上向きの蕾を落として、10cm以下の短果枝は、上向きの蕾を落としていきます。

摘蕾をしながら、病斑が無いか、枝の先端に葉芽がちゃんと付いているか見ていきます。
病斑があれば、切り落とし、枝先に葉芽が無ければ、葉芽のある所まで、切り戻します。

家庭菜園と言っても、全部終わらせるには、まだ、掛かりそうです。

追記
1回目の受粉をした次の日に、なんと、朝から雪が降ってしまいました。
一昨年も、受粉後、雪が降ってしまい、低温障害で、実があまり付きませんでした。
暖かくなったら、また、何度か、受粉したいと思います。

追追記
3月23日にアンズが、25日にハーコットが、満開になりました。
(去年は、16日にアンズ、20日にハーコットが満開になったので、今年は、少し、遅れている様です)
24日と25日の午前中に、受粉を、再び、行いました。
この後は、暖かくなりますように!

追追追記
開花後、3月22日の降雪による冷害のせいか、今年は、ほとんど実が付きませんでした。
例年は、半分以上摘果しなくてはいけない程実が生るのですが、今年は、摘果しないのに、例年の1/10も実が生っていません。
さみしい限りですが、木は元気になってくれることでしょう。

追追追追記
パパさんが、果樹の凍霜害危険温度を調べてくれました。
色づいた蕾 -3.9度
開花中   -2.2度
小さい幼果 -0.5度
実際の気温はどうだったでしょうか。
(隣町の街中のアメダスポイントから)
3月22日 雪が降った日 0.6度
3月23日       -0.9度
4月2日 霜が降った日 -0.5度
それを見ると、うーむ、小さい幼果が霜にあたって凍霜害を受けた、という感じでしょうか。

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