畦畔(と果樹の周り)を育てる その3 いつの間にかノシバ編

まだまだ寒いけれど、2月に入って何度か雪や雨が降り、カラカラだった田んぼの地面も、茶色く春らしい色になってきました。
そろそろ、田んぼの季節が始まります。
畑の野菜たちも、久しぶりの雨で、元気になって、ぐぐん!と大きくなりそうです。

と同時に、雑草たちも、動き出したようで、雑草との戦いが再び始まります。
あーー恐ろしいーーー

真夏の畦畔の草刈りを、少しでも、少なくするために、去年の秋に、畦畔に芝の種を播きました。
まだまだ小さいけれど、冬の寒さと乾燥にも負けず、頑張ってくれています。

こちらは、11月2日に、ハードフェスクの入った「西洋芝 ガーデングラス」カネコ種苗を、播いた場所です。
お義母さんが、雑草をいつも取ってくれているので、きっと、このまま、すくすく育ってくれることでしょう。

畦畔ではないけれど、果樹の周りの雑草管理のために、ブドウ棚の北側で日陰になる場所に、11月3日に、「日陰に強い西洋芝」サカタのタネ、を播きました。

ブルーベリーの間には、ヘアリーベッチ 「まめっこ」カネコ種苗を、11月2日に播きました。
「ヘアリーベッチは、秋まきすると、春から初夏に繁茂して、ほぼ完全な雑草抑制が可能である」と農研機構レポートに書かれています。
マメ科なので、窒素固定もしてくれるし、今年の夏の草刈り無し!に出来るか、今から、楽しみです。

しかし、畦畔は、芝を播いたりの対策の出来ていない所が、ほとんどです。
はてさて、どうした物か・・・・
と、パパさんが、面白い物を見つけました。

農研機構の「畦畔法面の省力管理マニュアル」
これによると、
●畦畔法面にシバが混在する場合、シバを広げていくことで、雑草の発生が抑えられ、その後の管理を省力化することができます。
●畦畔法面の維持管理には、一般的に年3~4回の草刈りが必要ですが、シバを優占化させれば、発生する雑草量が少なくなり、年2回程度の草刈り、もしくは薬剤散布のみで管理することが可能です。
●シバが混在した畦畔で草刈りを年4回行った場合では、シバはあまり広がりませんが、5月から9月まで大型の草を繁茂させないよう、年6回程度行うことにより、シバの被度が高まります。

芝が混在している畦畔を、年に6回ほど草刈りすると、芝が増えてゆき、芝の優占が出来ると、草刈りの回数を減らすことが出来る、と言う事らしい。

「なんだか、ノシバが増えてきたと、思っていたんだよね~」byパパさん

どれどれ、見に行ってみよう!

分かりづらいけれど、黄色く枯れて見える所が、ノシバ。
おぉ!いつの間にか、ノシバが畦畔をけっこう覆っている!
農作業ノートの記録によれば、ここ3年間、シーズン中6回草刈りしていたそうです。
暑い中、草刈り頑張った、パパさんの汗と涙の努力の結晶、ですね。

4~5月に1回目の草刈りをした10日後、選択的に広葉雑草に効く除草剤を撒くと良いと書かれているので、さらにノシバが頑張ってくれたら、草刈りの回数をグンと減らせるかも知れません。


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